Red-ing X'mas


あーあ。

なんでこんなことになったんだろうね。いくちゃん。


いくちゃんは返事もしてくれないよ。
メリークリスマス、いくちゃん。


⇒⇒⇒⇒⇒⇒

いくちゃんはいつの間にかいなくなっていた。
いつの間にか、じゃなくて誰も気にしなかったから分からなかったんだ。
僕はいくちゃんを探した。
きれいな青色だった葉っぱが赤くなって、雪が積もる時期になっても誰もいくちゃんのことを話さない。
僕にはいくちゃんのことを話せる権利なんてなかった。
朱に交わってしまったから。
混じりたくなかった、なんて言えないし言いたくない。
言ったところで許されるわけもない。
ただただ、謝ることしか出来なかった。
『ごめんなさい』と書いた手紙をいくちゃんのところに届けるだけしか僕には出来ない。

僕がいくちゃんを見つけたのは聖なる夜と言われる日。
学校の裏の森の中、幸せそうに眠ってた。
ぼろぼろだったけど、その顔はとても幸せそうで、僕はうれしかった。
君の笑顔を見られて、僕は幸せでした。

この手紙をだれが読むのかは知りませんが、僕はいくちゃんの居場所は教えません。教えたらまたあいつらが来るから。

さようなら。僕はみんなが大嫌いでした。

だからいくちゃんといっしょにイルミネーションがきらきらきれいな街をながめていきます。
クリスマスにいくちゃんと出会えて幸せでした。

大好きです。メリークリスマス。


[bad_bye...B'coz I hate All。]






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