Pale Pink Light



いつもと同じ道を歩く
いつものように 貴方の背中を見つめながら
暖かな微風に包まれた道を

ふと 貴方の肩に舞い降りた
一枚の花びら

上を見れば 咲き乱れる薄紅色
春の訪れを喜ぶように咲く
柔らかな薄紅色

私は何だか 嬉しくなって
貴方の背中に抱きついた

不思議そうに だけど嬉しそうに
首を傾げる貴方の顔が
いつも以上に 素敵に見えた

それは 春の花がくれた
薄紅色の 光の魔法








Episode...

3月下旬から4月上旬にかけての花、といえば桜ですね。
この詩を書いた時、東京ではソメイヨシノが満開になっていました。
八重洲の方に「さくら通り」という道が有り、そこの満開の桜を見て浮かんだのがこの詩です。
桜と共に展開される、優しい春のひとときを表現しました。






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